5/09/2007

5月の相場運勢

 ゴールデンウィーク前は、アメリカの景況感に不安があり、住宅着工と原油価格の2つの懸念がどうなるか?と東京市場は株式も商品も気迷いの強い相場展開でありましたが、結局アメリカは上手に軟着陸。いやもともとあの国はとても強運で、経済運がよいので、国民性もお気楽。貯蓄より投資、個人金融資産にリスクキャピタルの割合がかなり高いそうですが、最近の新聞によると、著名投資家ウォーレン・バフェット氏は「カネ余り」の米国市場に、予想外の外的な要因で、破綻するケースが過去の歴史から見て想定できる。と警告を表現されたとか。まったくこの5月8日頃まではとても荒っぽい星状が重なっていて、アメリカ中部では猛烈な竜巻、史上かつてない黒人大統領候補オバマ氏がヒラリー夫人を上回るほどの選挙献金を集めているとか。米国自動車産業は日本製自動車に完全に負けてしまったようだとか。しかし決算発表がひと通り終ってみると、意外に増益企業が多かったので、NYダウは連騰中。たまたま大型連休でエネルギーがたまっていた日本の株式や商品先物も、好影響を受けて急上昇しました。ところで東京株式市場は4月~5月がピークで、その後、年末まで下降し続けるケースが多かったのですが、例外が、2003年と2005年にあります。今年も大局的にはそれに近い良さがあるのですが、5月10日の下弦は太陽が土星や海王星と凶角になり、木星は天王星と90度。これは海外から経済上の良くない情報が相場を揺るがせ、5月17日の新月に向けて更に不穏。この新月の時は競争や軍事的な問題を支配する火星が牡羊座に入居するので、議会で憲法第9条に関する論議が激しくなり、武器の製造や輸出まで目論んでいる大臣に風当たりが強まる。中国でも何か異変ありそう。この火星は次第に勢を増して、6月1日の満月の頃は、大きな投資資金を集める立場になるため、鉄鋼や機械、防衛の分野に大相場の可能性、三角合弁問題が具体化する動きなのかも。また動きの速いマネーの星、金星は5月9日に蟹座入り。これはアメリカ経済にはプラスに働きはじめ、途中いろいろな小中型サプライズがあるとしても、24日前後数日は貿易による利益や不動産価格上昇、住宅着工件数、融資件数増加などで、月末まで好調な星状があるため、バフェット氏の心配はまだ少ないでしょう。大まかにみて夏至の天宮図でも景気は良さそうなので、懸念があるとしたら8月末か9月。それまでは米国も日本も、その他新興国経済も揃って上昇志向でしょう。フランスでさえ、米英型の経済再生、競争重視のサルコジ氏を大統領に選んで歩みはじめたのですから。
●とうもろこし エタノール原料と世界的にはやされるわりに、重い相場で、上がるとすぐに売られてしまいますが、アメリカの5月の新月や満月など月の位相図から判断すると天候があまり思わしくないため、食料の価格上昇の卦あり、コーンも大豆も共にで値上りの可能性を示しています。相場的に5月が好調月なので、17日から24日前後の高値をとるため、安い日に買いで参加したいものです。
●原油 このところ一服気味なのは、世界各地で大型ガス田発見や採掘事業が活発なため、鉱業株には人気がきていますが、原油相場にはあまり投機資金が入ってこない状況。5月は17日の新月が荒れ模様なのは原油高が全体経済に悪影響を及ぼすためかも。すると24日の上弦の頃は原油にもガソリンにも更に高値がつく状況が、海外からもたられるとみます。
●金 もう花盛りはすぎつつあるものの、有事の金買い的発想から、17日~24日すぎまで買われる可能性あり。また6月上旬も賑わうので、この辺で手終いをおすすめします。

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